Tips

就活お役立ち情報

BlogTips 2020.10.26

読んでもらえる職務経歴書の書き方

こんにちは🌙

みなさんは転職活動をするにあたり、まず書類選考を受けますね。

書類を通過するために、あれもこれもと書いても採用担当の人は読むのが大変で読んでくれませんし、長すぎると内容が薄くなって記憶に残りません。

お勧めの構成は下記です。
1. 職務要約
例)XX大学でコンピュータサイエンスを学び2013年に来日、XX株式会社にて旅行事業のサーバー開発を3年経験し、現在はFintech企業のバックエンド開発に従事。空を飛ぶものに興味があり、ドローンの開発に携わりたいです。

2. 職歴(新しいものから)
業務内容はわかりやすく箇条書きに、同じ項目のものは点で区切ってまとめると良いでしょう◎
例)
【職務内容】
・XXXXの要件定義から、設計、開発、テスト
・システムにおける障害対応

【職歴】
例)
2017年4月~現在 株式会社XX入社 オンライン決済事業部配属
Scalaによる開発、Hadoop、Rを使用したデータ分析に従事。

2013年4月~2017年3月 XX株式会社入社 トラベル事業部配属
JAVAによる開発およびHadoop、Rを使用したデータ分析に従事。

【開発環境】
言語:Scala、JAVA、C言語 

3. インターン・ボランティア活動・副業
職歴が浅い方はアピールとして書いてもいいでしょう。職歴が長い方や転職回数が多い方は長くなるので割愛で良いです。

4. 学歴
最古の学歴は大学まてで大丈夫です。

5. 語学・ITスキル
1番下にアピールポイントとして書きましょう。1番下に書くことで印象に残りやすいです。また、各スキルの習熟度を書くと良いです。
例) 日本語(N2)、Scala(開発計画3年)

★本当に見たい職務経歴書★
履歴書はどの採用担当者でも実はあまり見られません(個人差あり)
職務要約は、フォーマットや書くべき内容が決まっていないだけに、その人の人柄がわかりますので、どの企業でもよく読まれると思います。

実力を測るのには職務経歴書をメインに読んでいます。
なお、その中で大きく分けて2つのスキルを確認します。
技術スキルと人間としてのソフトスキルです。

★技術スキル
まずは多くの人が書かれている、使用したことがあるプログラミング言語、データベース、使用しているフレームワークなどを見ます。
そして、どのようなプロジェクトでそれらを使ってきたかを確認します。

しかし、実はそれ以上に大切なこと!
それは使用している言語や技術に関する思考です。

プログラミング言語とかの技術はあくまでも道具でしかありません。
一方、それをどれくらい使いこなしているか、練度によって全然違います。
技術タイトルだけ書いても、「使ってみた」だけなの人と使いこなしていてどんな場面で使うべきかを理解し「提案できる」のとは全然違うので、技術タイトルだけ書いて満足せず、更にどのような思考でそれらを使ったのか、具体的な事例を足して欲しいと思います。

そのために書くべきことは

プロジェクトの中で自分がどのような役割を果たしてきたか
どのような理解をしてその技術を使ってきたか
自分の満足だけではなくチームやビジネスにとってなぜそれが最適で、かつ技術を選択した結果、他と比べてどのようなことが更にできるようになったのか、そのような背景を”簡潔に”書いておくと「この人材は良いな」と思われるのではないでしょうか。
採用する側も、ビジネス側から求められる要件の提案に対して、エンジニア側として技術の提案をどのように出来たかと言うものが一番の力量を測る指標になります。

基礎スキル
デザインパターン (GoF、マルチスレッドデザインパターン など)
アーキテクチャパターン (OOP、DDD、 Cloudアーキテクチャ)
DB特性 (RDB, KVS, カラムナー など)
プログラミング言語の理解の深さ (言語ごとの得意スタイル)
アルゴリズム (数学、データ構造パターン)

まとめると、 技術理解の深さ を知りたい

トレンドスキル
流行りのプログラミング言語、フレームワーク、ミドルウェア、ツール
新しい言語の概念の理解
便利なポイントや導入が進んでいない状況の考察

まとめると、 実行力や手の早さ、アンテナの広さ を知りたい

トレンドスキルだけ沢山書いている人も居ますが、そこから技術の深さは見えません。
バランスよく分かる状態を目指せると良いと思います。

ソフトスキル
エンジニアとは言え、会社に所属する場合は一人の社員であり一人でモノが完成することはありません。
一人で働きたいのであれば会社に所属する必要はありません。

そういう意味で、技術を活用するには周りに与える影響力もエンジニアとしての能力の一部になります。
以下のような項目がプロジェクトを進める中で果たしている役割や思考から読み取ります。

チームの中でのコラボレーション力
チームを技術やマネジメントにより導くリーダーシップ
チーム内、チーム外に与える影響力
課題を発見し、指摘するだけでなく、自分で解決する自走力
などが分かる説明があると良いと思います。

これらを職歴書に書くときに注意することは、抽象的になりやすく、深さが見えなくなってしまうことがあることです。
ファクト(事実)ベースで表現して、数値や変化事象を具体的に書くことを意識できると良いと思います。

例えばリーダーになったから偉いのではなく、リーダーになったときにリーダーらしく行動できることこそが重要になります。
その行動と思考こそがファクトの結果になるはずです。

採用活動は決して落とすためにやるのではなく、沢山の仲間を集めるためにやっています。そりゃもうメチャメチャエンジニアの人が欲しいです!!!とは言え質を落とすことは出来ません。
会社と個人の双方にとってメリットになる関係を作りたいのです。

まとめ
職歴書に書いて欲しい、知りたいポイント

システムに対する技術活用自慢
技術選択や利用技術に対する意見や考察、思考
ビジネスと技術の最適な関わり方の考え
技術選択における周囲への関わり方
将来の成長したい方向性と現在の行動
使ったことがある技術だけが知りだけでなく、関わったことがあるプロジェクトが知りたいだけでもなく
それらを持ってどのような思考と行動を取ったのかを知りたいです。

ぜひより良い職務経歴書を書いてくれると嬉しいです!

深く書くことが出来ないな?と感じたら、今現在使っているフレームワークやライブラリのメリットとデメリットを考えてみて下さい。
それらが出来たあとは次の成長を考えてみてもいいかもしれません。職務経歴書に書ける強みを1つでも作ると魅力的になります。 エンジニアの次のステップへの勉強法こちらの記事も参考にして頂けたらと思います。

職務経歴書をどうやって書いたら分からない!と言う方は相談にも乗りますー
より実力が伝わる職務経歴書を書いて、エンジニアのやりたい仕事が出来る環境で働けることを望んでいます!

以上の構成で書き、A4 2ページ程度に(英語の場合はカバーレターもつけて3ページ)におさまるくらいがおすすめです。

添削ご希望の方は、書けたら下記に送ってください★
recruit@globalengineering.tokyo

Back